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テレビ番組で病気の特集をするならきちんとした情報を放送するべき [時事・ニュース]

TBS 8月26日(月)19時~22時
「名医の太鼓判!人気女性芸能人が初告白!ヤバイ体の悩み改善SP」
の番組内で山田ローラが発症したベル麻痺につて特集していました。
妊娠中に発症して診察を受けたが入院はせずに内服薬の処方。
顔面麻痺の発症に妊娠の定期検診で訪れた病院で医師からベル麻痺と診断された。
95%の確率で完治するという言葉通りローラは回復したという内容。

この番組の中で重要なポイントが省かれていたので驚きました。
・診療科は耳鼻咽喉科。
・顔面麻痺が神経性ではなく脳疾患が原因の可能性も高いのでCT撮影が必要になる為、紹介状なしでも耳鼻咽喉科のある大きな総合病院を受診する。
・末梢神経性麻痺は片側の顔面麻痺で眉毛も動かなくなり、中枢神経性麻痺は眉毛は動くが左右の顔面が動かない、重症なのは中枢神経麻痺。
・動かなくなった側の耳の穴が膿んでいると重症。
・末梢神経性顔面麻痺は発症から10日以内に入院してステロイド点滴を受けなければ回復の確率は低下する。
・内服薬だけでは悪さをしている神経内の毒素(誰にでもある)を殺す事はできない。
・発症から10日間(10泊11日)の入院治療をしても退院時に回復はしていないが、その後の回復力に大きな差が出る。
入院加療は早ければ早いほどよい。
・ストレスが大きな原因なので可能であれば個室へ入院したほうがよい。
・ステロイド点滴をすると血糖値が200を超えるほど急上昇して糖尿病を発症させてしまうので、毎回、血糖値を計測してから実施する。
糖尿病の人はステロイドを通常の人よりも少なめに投与しなければいかねいので14日間の入院になる。
・発症から6か月間が回復期間なので退院後も内服薬を服用する。
・味覚も失われるが、回復と連動して味覚は戻る。
・顔面のマッサージは発症後1か月(28日後)から、力を入れずに、短時間で行う。
 治っていないのに無理な顔面筋肉の力みとマッサージはしてはいけない。
マッサージをすると本来は繋がってはいけない神経と神経がくっついてしまい、瞬きをすると頬の筋肉が一緒に動いてしまう。
・発声がしにくくなるが退院後に回復を感じてきたら時間が取れる時期にカラオケボックスで歌を歌うと声を取り戻せる。
(仕事で声を使う人なら特段必要ない。私の場合は学校が忙しいので夏休みの課題としてシュークリーム作りとカラオケを課題にした)
・顔面麻痺と声帯麻痺が同時に起きる可能性は1割。
・顔面麻痺になったら退院後はデスクに置くスタンド鏡を置いて、自分の口の動きをチェックするようにして補正する。
・6か月経っても治らない場合は、脳神経外科で神経の手術、顔のズレを補正する形成外科での手術になる。
・アルコール、タバコ、食事の不摂生、は神経麻痺と因果関係はないが当然ですが入院中は飲酒と喫煙と甘い物は禁止。
糖尿病や脳疾患などを除いて健康な人なら退院後の禁煙や禁酒はない。

番組では上記の説明が不足している。
また、さらに驚いたのは、ゲストの雛壇タレント(夫が政治家)が「主人が顔面麻痺になって病院には行っていないのですが、笑う事もできなくなり、マッサージをしたりして回復しました。」
と発言していた。
これは間違った治療、治療ではなく放置。
むしろ神経と神経を繋げてしまう。
こんなのは病院に行かなくても直るんだ、と勘違いさせることなのでカットするべきだった。

タレントの知識や、患者経験の無い素人の意見は参考程度にして、動かなくなったら大きな病院に行って下さい。
私が今年2月に末梢神経性顔面麻痺になり翌日に耳鼻咽喉科のある総合病院を夜間救急外来で受診して、入院するまで土日を挟んだので発症から4日後でした。
早期治療をしたので発症から2か月で医師も驚く驚異的な回復をして、6か月経った今ではカラオケの声も戻りました。
ポイントなのは、交通事故や脳疾患などの重傷を負っていなければ土日の入院や夜間の入院は不可能だという点です。
ですので、早くに診察を受ける必要があります。

私は最初は顎関節症だと思って歯科に行ったのですが、歯科の医師が診察室から待合室に出てきて私の顔を見た途端に「顎関節症じゃない。これは神経麻痺だから耳鼻咽喉科、できるだけ大きい病院に急いで行って。もう金曜の夜だから神経外科に電話をしてからでもいいので今からでも行って」と言われました。
歯科医院の駐車場から車の中から携帯電話で主治医として常連で診察を受けていた外科の診療所へ連絡。
(専門医師の資格は外科と脳神経外科。転勤先の田舎町なので専門医の外科、脳神経外科に関係なく何でも診療している。内科、呼吸器、外科、骨折などの整形外科、皮膚科、予防接種、企業検診、などの地域医療なら何でもやらざるをえないので休日なく働いているような開業医。専門ではないのに特に皮膚科と薬剤について詳しく、薬剤師が認めるほど薬学に長けている。個人病院にしては建物が大きい。)
時間外で電話をすると、男性医院長から言われたのが、「総合病院へ救急外来で急いで行くように」(外科医院を標榜しているが医師の本当の専門は脳神経外科医)。
転勤中の5年のあいだ懇意にしていた病院の院長の専門が脳神経外科だったのも良い結果に繋がった。
総合病院でCTとMRIを撮影して脳に異常がない事を確認され、5時間かかって診断されたのは末梢神経性顔面麻痺。

転勤先なので家族はいないから自分の車で入院に必要な荷物を運んで来て、入院期間中も駐車場に停めっぱなしにしておく了承を先にもらった(11日分の駐車場代も無料にしてくれた)。
退院後は退職の予定だったので退職日を1週間遅らせて(変更)もらい退職。
地域連携医療で地元の公的総合病院に転院して、投薬治療を6か月間継続。
ここでもポイントがあって、引っ越しなどで転院する場合に地域医療連携室があるのは大きな総合病院だけ。

・顔が動かなくなったら、腕でも指でも動かなくなったら、紹介状がなくても健康保険証を持って大きな総合病院へ行って、入院手続きもする(初診料、初診料加算、診察、血液検査、CT、MRI、院内処方薬で健康保険適用の料金は1万8千円だったので2万円あれば大丈夫。ですので、自宅や車の中にはこういう時に備えて3万円は常備して下さい。救急車で搬送された時にも取りあえず3万円+クレジットカード)。
・耳鼻咽喉科が専門科。その他、脳神経外科、形成外科。
・10日以内に入院加療(ステロイド補液)。

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